NPO法人「セラピア」、車いすバリアフリータウンマップ発行

update 2008/8/28 23:03

 障害者の自立を支援するNPO法人「セラピア」(函館市亀田町20、平田聡理事長)はこのほど、障害者や高齢者向けに、歩道の状況や車いす対応の設備の有無などを示した地図「車いすバリアフリータウンマップ」第3号(田家地区編)を発行した。計500部作成。同法人や市社会福祉協議会などにあり、自由に持ち帰ることができる。

 同法人は、障害者が安心して社会参加できるまちづくりを目指し、2006年8月に設立。理念実現の一環として同年10月から地図の作成に着手した。これまで函館市内の「亀田地区」「美原地区」の地図を発行している。

 第3号の発行に向けて昨年10月、同法人のスタッフや車いすの利用者、視覚障害者ら15人ほどで田家町や大川町などを歩いて調査し、地域のバリアフリー化の状況を確認した。地図には、音の出る横断歩道や点字ブロックのある歩道を示したほか、不特定多数が出入りする商店、施設には「車いす対応のトイレ設置店」「スローブ設置店」「車いすのお客様歓迎店」などのマークを表示した。

 同法人は今後、旧4町村を除く市内全域の地図を作成する考えで、平田理事長(37)は「障害のある人に地域の設備状況を知ってもらう目的で地図を作成したが、段差があっても車いすの利用者を快く手助けできる“心のバリアフリー”が広がっていけば」と話す。

 地図はA5判カラー14ページ。問い合わせは同法人TEL0138・45・1287。

提供 - 函館新聞社



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