米粉でクッキー シフォンケーキ…「HAKOSHOP」30、31日に第2弾商品販売

2008/8/27
 函館商業高校(三浦法久校長、生徒707人)の生徒らでつくる模擬株式会社「HAKOSHOP(はこしょっぷ)」(社長・奥充貴君)が、道産の米粉100%の新商品「米チェンクッキー」と「米チェンシフォンケーキ」を開発した。函館市の社会福祉法人「かいせい」(函館市東川町1)が製造面で協力。モチモチした食感で、安全においしく味わえるのが特徴だ。30、31の両日、北斗市と函館市内の各イベントでお披露目し、一般販売する。

 小麦粉価格の高騰で米粉に注目が集まる中、ヘルシーで安全な商品を開発しようと企画した。「函商ブランド」の商品はスポーツタオルなどに続く第2弾となる。

 米粉は小麦粉に比べて粘り気が出にくく、粉っぽさを抑えるのに苦労したという。かいせいで作った試作品を生徒らが試食し、試行錯誤を繰り返して仕上げた。

 クッキーはココアとチーズ、ケーキはレモンと抹茶の各2種類。米粉は、道産のきらら397と道南産ふっくりんこを1対1の割合で混ぜ合わせた。商品名の「米チェン」は、道などが進める道産米消費拡大に協賛し、道からネーミング許可を取った。

 商品開発部長の3年、秋本聖矢君(18)は「米の概念が変わるお菓子。アレルギーも心配ないので子供からお年寄りまでおいしく食べてほしい」とPRする。

 30日に同校が大野農業、函館水産と3校合同で「六輪村」(北斗市大工川48)で開くイベントと、31日に東日本フェリー函館ターミナル(港町3)で開かれる「津軽海峡祭」(実行委主催)会場で販売する。

 クッキー1袋(4個入)130円、ケーキ1個(直径12センチ)400円。クッキーは両日販売し、ココア150個、チーズ100個を用意。ケーキは30日のみ、各25個販売する。30日には、同校のクッキー2袋と大野農業のジュース、函館水産の紅鮭水煮缶などと合わせた特別ギフトセットも限定10個(1個1500円)販売する。クッキーはネット販売も検討中。

 問い合わせは同校TEL0138・41・4248。

提供:函館新聞社

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