日本テレビ「24時間テレビ」青森→福島・津軽海峡遠泳リレー企画

2008/8/26
 【福島】日本テレビ系31社で30、31の両日放映されるチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」で、福島町の海岸をゴール地点とする「津軽海峡縦断リレー」が行われる。“スター”の愛称で知られるタレント錦野旦(あきら)さんや人気急上昇中の女性芸人にしおかすみこさんら7人がチームを組み、青森県小泊岬から同町までの直線距離約37キロの遠泳に挑戦する。村田駿町長は「福祉向上を掲げる番組内容に共感し賛同するとともに、リレーメンバーの頑張りに期待したい」と話している。

 ことしのテーマは「誓い〜一番大切な約束〜」。同番組恒例の24時間マラソンに続くチャレンジ企画で初めて実施する。激しい潮流の同海峡を舞台に、挑戦する姿勢や頑張る様子を伝え、国民に元気を届けようというのが企画の趣旨。苦難を乗り越えながら福島の陸地を目指すメンバーの姿が、感動と勇気を与えそうだ。

 昨年の全国障害者スポーツ大会25メートルバタフライで優勝した全盲の高校水泳選手、立木早絵さん(15)も参加。2歳で視力を失ったが、「いつか一人で生きていけるようになりたい」と、どんなことにも果敢に挑戦している。

 ソウル五輪100メートル背泳ぎの金メダリスト、鈴木大地さんがコーチを務める。他の挑戦者は映画「ウォーターボーイズ」に出演し水泳を猛特訓した金子貴俊さん、プロ野球の元千葉ロッテマリーンズ投手ジョニー黒木さん、アテネ五輪200メートルバタフライ銀メダリストの山本貴司さん、ハンドボール日本代表の宮崎大輔さん。

 7月上旬には千葉県館山で合宿を行い、遠泳当日まで各自がトレーニングを続け、泳法技術や体力アップなど入念な調整を進めている。12月に還暦を迎える最年長の錦野さんは6日、スタート場所の青森県の海で本番さながらの練習をした。関係者によると、津軽海峡独特の荒いうねりの潮に戸惑いながらも、強い意気込みを見せていたという。

 遠泳スタートは31日午前6時を予定し、リレー形式で同日午後6時ごろの福島ゴールを目指す。海上の様子は随時中継され、応援メッセージなどをファクスで受け付ける。

 村田町長は「地域を挙げて全面的に協力したい」としている。

 番組ホームページでも詳細を紹介している。アドレスはhttp://www.ntv.co.jp/24h/

提供:函館新聞社

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