子ども実験教室、新幹線の仕組みわかった

2008/8/24
 小学生を対象にした「子ども実験教室〜新幹線のしくみを学ぼう」(道教育大函館校主催)が23日、道教大附属函館小(美原3)で始まった。初回は7人が参加し、新幹線のプラレールを使った発電走行実験などに挑戦した。

 さまざまな実験を通し、体験的に新幹線の仕組みを知ってもらう狙い。函館市が共催し、初めて企画した。9月20日まで、5回にわたり開催する。

 道教大函館校理科教育専修の大学院生前田真さん(23)が、まず電流の向きやパワーなど電気の基礎的な知識を説明。参加者は、手回し発電機で実際に発電を体験した。前田さんは「新幹線は、発電所で発電した電気を電線から受け取って走る」などと仕組みを紹介。参加者は新幹線のプラレールに発電機をつなぎ、レールにのせ、自分で発電しながら動かして楽しんだ。

 函館中央小4年の藤井一彌君(10)は「新幹線はディーゼルエンジンだと思ってたけど、電気で走ることがわかった。発電機で動かすのが面白い」と話していた。

 講師の道教育大函館校の松浦俊彦准教授は「函館まで開通予定の7年後には、参加した子どもたちは実際に乗る立場になる。この経験で、新幹線を身近に感じてほしい」と話していた。

提供:函館新聞社

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