道議会新幹線・総合交通体系対策特別委が現地調査

2008/8/20
 道議会新幹線・総合交通体系対策特別委員会(佐藤英道委員長)のメンバーが19日、北海道新幹線の函館総合車両基地(七飯町、北斗市)など4か所を視察し、計画の進ちょく状況などを調査した。

 同委員会メンバー16人中12人が参加。道新幹線で北海道最初の駅となる予定の木古内駅(木古内町)と、新設区間最長の延長約8・1キロの渡島当別トンネル(木古内町、北斗市)構内を見学した後、新函館駅(仮称)の建設が予定されている現・JR渡島大野駅(北斗市)に移動した。

 同駅では新函館駅の周辺整備と新幹線を活用したまちづくりの考え方を、北斗市の渡辺武美新幹線対策課長が説明。スムーズなアクセスのためには、駅の北側と南側それぞれに主要幹線と結ぶ新たな交通ルートが必要であることを訴えた。また、七飯町の片山正史新幹線まちづくり課長は、総合車両基地周辺が準都市計画区域に指定されたことを受け、地域の生活環境や自然環境を保全しながら活気あふれたまちづくりを目指していることなどを説明した。

 続いてメンバーは函館総合車両基地の路盤整備現場に移動。以前は農地だった軟弱な地盤が多いことに対する委員からの安全性についての質問について、工事関係者は「約2メートルの盛土を行い強固な地盤を形づくってから、本格的工事を進めていくので問題ない」と安全性を強調した。

提供:函館新聞社

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