お盆休み人出、JR、フェリー利用好調

update 2008/8/19 14:15

 お盆休み期間中の道南の行楽地は、ガソリン価格高騰の影響で、自動車を利用して訪れる人は約1―2割減少傾向だった。道央や東北方面からは近い場所として道南地方を選ぶ人が多かったとみられ、JRやフェリーの利用は伸びた。函館市内は天候の影響で後半がにぎわった。

 道警函館方面本部交通課交通管制センターによると、例年混雑する国道5号の七飯町西大沼―森町姫川の約10`区間での渋滞発生はみられなかった。札幌に向かう車のピークは13日で、昨年のピーク(12日)と比べると車の量は約13%減少。同センターは「遠出を控えた人が多く、交通量が減ったのでは」と分析している。

 大沼国定公園(七飯町)の駐車場を運営する自然公園財団大沼支部によると、13―17日の乗用車の利用は昨年の1855台に対し、ことしは1687台。本州から道内を周る団体客を乗せた大型バスも117台から85台に減った。

 五稜郭タワー(五稜郭町)は昨年(11―19日)の4万8254人に対し、ことし(9―17日)は4万5003人とやや少なかった。同社は「道内から車で訪れた人は昨年から2割減少したが、JRやフェリーで来たという人が多く、特に東北地方からの客が増えた」と話す。

 JR北海道(札幌)によると、お盆期間(8―17日)の中小国(青森)―木古内間、札幌―岩見沢間など主要4区間の利用客は約41万4600人で、対前年102%と増加。旭川から中学生の子どもと2人で西部地区を訪れた公務員(47)は「お盆の旅行は欠かせず函館を選んだが、ガソリン代が高いことや、駐車場が少ないと聞き、JRを利用した」と話していた。Uターンラッシュの16、17日の函館駅は本州、札幌方面へ向かう人で混雑した。

 天候も人出に影響し、市住宅都市施設公社によると、白石公園はこだてオートキャンプ場(白石町)の利用者は、曇りや雨が多かった14日までは昨年より少なかったが、15日からは増えた。13―17日の比較で、昨年の250件1069人から、298件1192人に増加。「近場でレジャーを楽しもうとする市民も増えたのでは」と同公社職員。しかし、気温は上がらず海水浴客は大幅に減少。市教委生涯学習部によると、市湯川海水浴場(根崎町)では同期間で、昨年の7444人に対しことしは3367人にとどまった。

提供 - 函館新聞社



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