北島の連続2冠に函館市民歓喜

2008/8/15
 「素晴らしい!」「おめでとう」――水泳の男子平泳ぎでオリンピック2大会連続の2冠を達成した北島康介選手の快挙に函館市民も歓喜に沸いた。函館水泳協会の役員や指導者も北島選手をたたえ、小学生スイマーも未来のメダリストを目指し向上心を倍増させた。

 200メートル平泳ぎ決勝が行われた午前11時ごろ、函館市役所1階ロビーでは、来庁者がテレビの前に集まり、画面に注目。北島選手がほかの選手を抑えトップでゴールした瞬間、「すごーい」「やったー」と感嘆の声が漏れた。孫3人とテレビを見ていた花園町の女性(75)は「不調の時期があったと聞いていたのでここまでやるとは思っていなかった。素晴らしいとしか言いようがない」と絶賛した。

 水泳関係者も北島選手の偉業を祝福し、いっそうの普及、競技力の向上を期待する声も聞かれた。北海道水泳連盟副会長で、函館水泳協会の小田桐重信会長(70)は「喜ばしいこと。特にジュニア選手の励みになる。レベルアップにつながれば」と述べた。

 サン・スポーツクラブ(千代台町13)の水泳ヘッドコーチを務める小笠原繁行さん(54)は「北島選手の精神面の強さは目を見張るものがある。世界で活躍できる選手を函館、道南から輩出していきたい」と話した。

 小学生選手も発奮した。テーオースイミングスクール(本通3)に通う函館八幡小5年の高橋野明(のあ)さん(11)は「1位でゴールしたときは自分のことのようにうれしかった。北島選手のように金メダルが獲れる選手になりたい」と飛躍を誓っていた。

提供:函館新聞社

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