渡島西部4町、キャンプで引率職員飲酒問題で4教育長を減給処分

update 2008/8/12 12:35

 松前、福島、知内、木古内の渡島西部4町教委が主催し、松前町内で7月30、31の両日開催した「四町交流ふれあいキャンプ」で小学生を引率した職員の一部が飲酒し、危機管理体制が問われた件で、各町は11日までに関係職員らの処分を決めた。今回のキャンプの当番だった松前町教委では、依田養助教育長が8、9月減給10%(8月分は11日から日割り計算)となった。

 同キャンプは4町が持ち回りで当番を務めている。松前町教委の職員は訓告2人、厳重注意が4人で、キャンプ中に無断で外出し、交通事故で首の骨を折る重傷を負った1人については、現在入院中のため容態が回復次第処分を決める。

 この日、福島町では町議会が開かれ、冒頭で金谷裕教育長が「保護者や子どもらに不安や心配をかけたことを申し訳なく思う。町民に喜ばれる生涯教育の実現を目指し、信頼を取り戻せるように頑張りたい」と謝罪し、関係者の処分を報告した。

 松前町以外の3町教育長はいずれも減給10%1カ月。関係職員では木古内町が4人に厳重注意、福島町は訓告4人、厳重注意1人、知内町は訓告1人、厳重注意3人となった。

 この問題では、既に4町の教育長が集まり、各種行事での危機管理体制の強化と情報共有を確認した。広域交流を図る同キャンプについては、地域住民から開催を望む声が強く、次年度以降も続投されることになった。

提供 - 函館新聞社



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