歴風会が記念誌発刊

update 2008/8/12 12:34

 函館の歴史的風土を守る会(歴風会、落合治彦会長)は11日、創立30周年記念誌「函館の歴史と風土」を自費出版した。合併した地域を含む函館の歴史、貴重性や景観への寄与を評価する同会の顕彰制度「歴風文化賞」に選ばれた建造物などを掲載。同会の佐々木馨編集委員長は「市民だけでなく、観光客にも喜んでもらえる内容。歴史的建造物を残していく意味を再確認する機会になれば」と期待している。

 同会は1978年に発足。84年から歴風文化賞を設立するなど、歴史的町並みの保存に向けた活動を展開してきた。書籍の刊行は10周年記念誌「函館のまちなみ」以来となる。

 市全体の歴史から函館らしさを伝えようと、古代・中世から戦後までの歴史、宗教文化のほか、南茅部地区の縄文遺跡群や国宝の中空土偶にも触れた。一般住民4人に函館の魅力を語ってもらったほか、運営委員の声も取り上げ、計40人が執筆している。

 過去の歴風文化賞の中から、ケーブルテレビのNCVの番組で放映された24件の保存・再生保存建築物を写真と文章で紹介し、巻頭の地図でその位置を表示。巻末では西部地区の坂を写真付きで説明している。

 2000部発行。B5判全162ページ。12日から市内の書店、五稜郭タワーなどの観光施設で販売。1800円。15日までは1620円の特価で提供。市内の全中学、高校、大学、近郊の一部の学校に1冊ずつ配布する予定。

 問い合わせは佐々木さんTEL0138・54・3845。

提供 - 函館新聞社



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