姥神大神宮渡御祭が開幕

update 2008/8/10 14:31

 【江差】道内最古の伝統を誇る、江差町の姥神大神宮渡御祭が9日に開幕した。10・11日の両日は、同神宮のみこし行列に13台の山車が付き従った渡御行列が町内を巡行。沿道では、北前船時代の栄華を伝える時代絵巻が繰り広げられる。

 祭礼初日の9日、江差町の最高気温は25・2度。強い日差しの中で、13基の山車は正午過ぎから同神宮に赴き「魂入れ」を行った。儀式を終えた山車は、それぞれの町内に戻り、優雅な祭ばやしを奏でながら家々を巡った。

 戦国武将・加藤清正の人形を飾り付けた、本町の清正山(せいしょうざん)は、魂入れの儀式の後、切石坂(きりいしざか)と呼ばれる町内有数の急坂を登り、巡行の拠点となっている「本陣」がある本町へ。水色に清正公の家紋を染め抜いたはんてんに身を包んだ子どもたちは、汗だくになりながら「エンヤ!エンヤ!」と掛け声を上げて、懸命に引き綱を握った。

 祭典2日目の10日は、歴史情緒豊かな「いにしえ街道」などをめぐる「下町巡行(したまちじゅんこう)」を行う。午後8時過ぎには、愛宕町商店街に山車行列が集結。同10時からは、13基の山車が勢ぞろいする中、たいまつに彩られた3基のみこしを社殿に収める「宿入之儀(しゅくいれのぎ)」も古式ゆかしく執り行われる。11日は、海沿いの市街地から新地町の繁華街をめぐる「上町巡行(うえまちじゅんこう)」が行われる。

提供 - 函館新聞社



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