彦根市の市民グループが情報誌の特集で函館取材

update 2008/8/8 19:03

 滋賀県彦根市で情報誌「開国」などを発行する市民グループ「どんつき瓦版編集部」の正村圭史郎代表(40)が7日、函館市役所を訪れた。情報誌に載せる函館特集の現地取材と、彦根市で6月に開幕したイベント「井伊直弼と開国150年祭」をPRするためで、正村代表は「来年に150周年を迎える開港5都市が盛り上がりを見せる中、思い入れのある函館を多くの人に伝えていきたい」と話している。

 情報誌「開国」(B5判4ページ)は、昨年の「彦根城築城400年祭」を機に発行している情報誌「どんつき瓦版」の特別号として、ことし6月に創刊した。毎月3、4回のペースで毎回1000部を発行し、彦根市内の公共施設に配置したり、町内会の回覧板を通じて地元住民が目にしている。

 これまでの内容は、彦根市出身で江戸幕府の大老を務めた井伊直弼が中心。ことしは日米修好通商条約の締結から150周年を迎えたこともあり、大老の在任期間と同じ2年間にわたって開かれるイベント「井伊直弼と開国150年祭」を支援している。

 正村代表は20年ほど前に初めて函館を訪れ、市民の情の深さに感銘を受けてから、定期的に来函。今回は来年の函館開港150周年を前に、函館での取り組みについて情報収集しようと10年ぶりの訪問となった。

 「開国」の函館に関する特集は9月に掲載予定で、北前船を通して縁の深かった彦根と松前の歴史や、函館開港150周年記念事業などを想定。正村代表は8日夜に函館を離れ、新潟や長崎などにも足を運ぶことから「函館を宣伝しながら、各都市の関係づくりにも一役買えれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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