「動く映画館」満喫…市電シネマ

update 2008/8/8 19:02

 「第3回北海道ユニバーサル上映映画祭」(9月、北斗市)の関連企画「市電シネマ」が7日、函館市内で行われた。市民ら18人が市電に乗り、アニメーション映画「銀河鉄道の夜」を日本語字幕と音声ガイド付きで鑑賞。“動く映画館”を満喫していた。

 障害の有無にかかわらず映画を楽しめるようサポート環境を整備する「ユニバーサル上映」への理解を深めてもらおうと、昨年に続いて実行委員会(島信一朗委員長)が企画した。

 参加者は貸し切りの超低床車「らっくる号」に乗り込み、午後7時半過ぎに函館市駒場町15の駒場車庫を出発。実行委メンバーの橋本和幸さんが「旧暦の7月7日、七夕にジョバンニ(アニメに登場するネコ)と一緒に銀河鉄道の旅に出たい」とあいさつした。映像は料金表示用の液晶画面2カ所に映し出された。参加者は、ネオンが輝く街並みを車窓から眺めながら、映画の世界を楽しんでいた。

 母佳子さん(38)と一緒に参加した上磯小3年生の小林冬冴君(8)は「電車で映画を見るのは初めて」と笑顔を見せ、兄の同小5年、凌君(10)も「ジョバンニが電車でいろいろなところに行くのが楽しい」と話していた。

 映画祭は9月5―7日。チケットの問い合わせなどは橋本さん(函館保健企画内)TEL0138・31・0010。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです