イラクの闘病の子供描いた「ポスター展」 8日にチャリティイベント

update 2008/8/7 09:46

 病気と闘うイラクの子供たちが描いた絵を紹介する「旅するポスター展in北海道2008」が、函館市内でも開かれている。イラクの現状を訴えようと道内各地を巡回しており、道南では唯一の開催。8日にはギャラリー「砂の書 墨砂」(函館市万代町14、蔵2階)でチャリティーイベントも行われる。

 イラクでは、1990年代以降に子供のがwん発症率が急増。イラク戦争で米英軍が使った劣化ウラン弾が原因と見られ、適切な処置を受けられず命を落とすケースも多いという。ポスターは、7―14歳の子供9人の絵画を、長野の「JIM―NET(日本イラク医療支援ネットワーク)」がデザインして作った。

 同展は1月から札幌や帯広など12カ所を巡ってきた。今回は、函館市の大野友莉さん(26)がこの活動趣旨に共感し、函館での開催準備を進めてきた。

 ポスターは17枚。がんや白血病の治療に励む少年少女の愛らしいイラストで、子供の状況などの解説も付いている。7日まで市内7店舗、9―13日には「peace piece」(末広町18)と函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で数枚ずつ展示。15日には金森洋物館(末広町14)に飾る。

 8日のイベントは午後8時から。北斗市出身の前田いおりさん(東京の舞踊団所属)によるフラメンコ舞踊やギター演奏などを予定。チケットは前売り2000円(当日500円増)。収益金は全額JIM―NETに寄付する。

 大野さんは「苦しい治療の中、鮮やかに生きようという思いを絵から感じて心動かされた」と話し、「少しでも多くの人に見てもらい、今も戦争で苦しむ人の存在を考えるきっかけにしてほしい」としている。問い合わせは大野さんTEL 080・1883・8030。

提供 - 函館新聞社



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