移住体験で函館満喫…大阪の細馬さん一家

update 2008/8/6 12:34

 インターネットを使った在宅勤務をしながら函館で移住体験をしている大阪府岸和田市の会社員、細馬浩太郎さん(43)一家が、充実した生活を送っている。妻と乳幼児2人は地域の公園や児童館で夏休み中の市民や子供たちと触れ合い、新鮮な農水産物や涼しい気候を備えた都市生活に満足しているという。細馬さんは「夜景や観光だけでなく、生活しやすい街であることもPRできるのではないか」と話している。

 総務省の「短期移住型テレワーク実証実験」で、函館では今夏、2組の家族が“職住一体型”の移住体験をする。細馬さん一家は7月21日から8月9日までの日程で、光ファイバー通信を整備したアパートで生活している。

 細馬さんは松下電器産業の経理部門担当で、岸和田市でも週1回の在宅勤務をしている。業務の効率化を図るプログラミングが主な仕事で、社内でもテレワーク(情報技術を使った遠距離勤務)の先駆的な社員という。「スーパーやレンタルビデオ店、病院など、函館と岸和田の生活インフラは変わらない。夫婦と子供という家族モデルだけでなく、単身者同士や単身者と親などの形でもテレワークの幅が広がると思う」と語る。

 妻の美直さん(40)は教員で、夏休みを工面して実証実験に参加した。長女の美来ちゃん(5)、長男の亮太ちゃん(2)とともに観光や公園巡りを楽しんでいる。「学童保育所とは別に、市内に児童館が数多くあることを知り、驚いた。友達もでき、ワーキングマザー(働く母親)のための施策も函館は進んでいますね」と感心している。

 2日には道立道南四季の杜公園で、市と北海道コンシェルジュ主催のバーベキューパーティーに家族で参加。子供たちは遊具で遊び、ラム肉のおいしさに舌鼓を打った。細馬さん夫妻は「函館は公園の数が多い。岸和田の夏は猛暑で子供たちを遊ばせる場所も少なく、函館の夏を楽しんでいます」と笑顔だ。

提供 - 函館新聞社



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