函館市アンケート、駅前・大門地区の訪問頻度低く

update 2008/8/3 12:02

 函館市民が函館駅前・大門地区を訪れる頻度は低く、その大きな理由として「魅力のある商店や駐車場が少ない」ことを挙げていることが、市が実施したアンケート結果で分かった。サンプル数が407人と少ないものの、大まかな傾向がうかがえ、駅前・大門地区の活性化に向けた課題が改めて浮き彫りになった。

 新たな「中心市街地活性化計画」の策定に向け、市都市建設部が駅前・大門地区の利用状況などを調査した。居住地区や年代別に成人市民1000人へ調査票を郵送し、回答率は40・7%。

 「全く行かない」「ほとんど行かない」「2―3カ月に1回程度」と答えた回答者が6割で、理由を3つまで挙げてもらったところ、「魅力のある店が少ない」(59・2%)、「駐車場が少なく止めにくい」(38・5%)、「楽しめる施設が少ない」(36・7%)が上位を占めた。

 「2―3カ月に1回」以上は訪れる回答者に目的を3つまで挙げてもらったところ、「買い物」(68・6%)、「飲食」(29・4%)、「銀行」(15・7%)、「映画やパチンコなどの娯楽」(14・3%)などだった。 イメージする中心市街地像は「商店や飲食店が集中しているところ」(65・5%)、「たくさんの人が集まり常ににぎわっているところ」(57・6%)が群を抜いて多かった。そのイメージ像と現在の駅前・大門地区の印象は一致するか、との問いでは「一致しない」が36・2%、「あまり一致しない」が53・1%、「大体一致する」は10・7%だった。

 今後期待することを3つまで回答してもらったところ、「商店・飲食店などの商業施設の充実」(53・8%)、「駐車場の充実」(35・7%)、「娯楽施設や文化施設の充実」(29・8%)、「街並み景観の向上」(27・4%)などと続いた。

 市街づくり推進課は「市民が訪れる頻度を上げ、長く滞在させるような施策や施設が必要。西部地区やベイエリアなど周囲には観光客が多く、その人たちも引き寄せる新たな魅力づくりも欠かせない」と話している。

提供 - 函館新聞社



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