未来大学生が映画制作

update 2008/8/1 12:56

 公立はこだて未来大映画部(五十嵐一哉部長)を中心とした同大学生らが、地域活性化を目的とした映画制作に乗り出す。市内の観光地などでロケして函館の魅力を映像で盛り込み、海外PRのため韓国から女優も招く。協賛企業の支援を受け、8月2日から撮影を始める予定で、メンバーは「映画を通してさまざまな機会に地域をアピールしたい」と意気込んでいる。完成した作品は、同31日に東日本フェリー函館ターミナル(函館市港町3)で初披露する。

 映画制作は、同大情報アーキテクチャ学科の鈴木克也教授の研究室が「映画の街・函館で地元発のオリジナル作品を作りたい」と、5年ほど前から構想を持っていた。さらに同大では、昨年度から津軽海峡にスポットを当てた地域支援の研究を進めており、意図が合致し、津軽海峡や高速フェリーのイメージなどから「風」をテーマとした映画づくりに取り組むことになった。地元を中心とした支援の申し出もあり、活動は本格化。衣装や移動の面などで協賛企業に協力してもらう計画だ。

 作品は、デザイナーを目指す主人公の男子学生が韓国人留学生の女性と出会い、夢に向かい努力することの大切さを知って成長するストーリー。同ターミナルがメーン舞台となるほか、金森倉庫や大沼(七飯町)などでもロケを行う。五十嵐部長が主演し、ヒロインに韓国人女優のチョ・アラさんを迎える。

 鈴木教授らの構想を基に、同映画部がシナリオを練り上げ、準備を進めてきた。撮影期間は約10日間で、完成後はさまざまな機会に公開し、地域活性化に役立てる。

 監督を務める同大3年の笹谷和希さん(20)は「自分の力を試す意味でも楽しめる作品にしたい。おしゃれな作品に仕上げたい」と話す。鈴木教授は「若者による映画づくりで地域おこしにつなげたい。映画の出来などの結果ではなく、取り組むプロセスが重要だ」としている。

提供 - 函館新聞社



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