エゾバカガイのカレー おいしい…小中学校の給食に登場

update 2008/7/10 11:53

 【江差】首都圏では「アオヤギ」として珍重される桧山特産のエゾバカガイが9日、カレーライスの具材として、江差、上ノ国、厚沢部の3町で小中学校の給食に初登場した。おかわりする子供たちが相次ぐなど大好評だった。

 3町で合計1800食に上る給食は「江差町ほか2町学校給食組合」(江差町、高橋勝則所長)が調理。地産地消のメニューを検討する同組合と、海産物の消費拡大を目指す「ひやま漁協」(乙部町・市山亮悦組合長)がタイアップして実現した。高橋所長は「貝毒や鮮度の問題から給食では貝類を使わないことが多い。江差の前浜で水揚げした新鮮なエゾバカガイだからこそ利用できた」と太鼓判を押す。

 給食に使ったエゾバカガイは約400キロ。網を取り付けた鉄製の枠で、海底を引く「桁曳き(けたびき)網漁」で水揚げされた。貝殻を外したむき身の状態でも80キロの重さがあったという。

 江差町南が丘小(吉田正校長、児童136人)でも、児童がコリコリとした歯触りのエゾバカガイに舌鼓を打った。1年生の教室では子供たちが「とてもおいしい」「おかわりしたい」と笑顔をみせていた。試食した濱谷一治江差町長は「給食とともに、授業で地元の漁業を学ぶことで子供たちの理解もより深まるのでは」と語る。同組合は8月にも別メニューでエゾバカガイを提供する予定という。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです