求人倍率前年比0・55倍…1月の渡島・桧山管内

update 2007/3/6 11:49

 函館公共職業安定所がまとめた1月の渡島・檜山管内における雇用情勢によると、求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は、前年同月比0・03ポイント減の0・55倍と、3カ月連続のマイナスとなった。また、今春の新規高卒者の求人倍率は、同0・13ポイント増の1・28倍で、就職率は、同4・7ポイント増の67・5%だった。

 月間有効求人数は、新規や繰越求人の動向から、同3・3%減の4934人、新規求人数は、2121人で同5・1%増。先行指標となる新規求人倍率は、同0・02ポイント増の0・75倍と3カ月ぶりに改善した。

 新規求人を産業別で見ると、卸売・小売業が同22・2%(117人)減と大きく数字を下げたほか、建設業が同18・0%(25人)、医療・福祉が同5・8%(24人)の減少。逆に、サービス業が同20・4%(80人)、飲食店・宿泊業が同59・1%(68人)の増加だった。

 新規求人に占める常用パート求人の割合は35・3%で、同3・5ポイントの上昇。離職者は同12・2%(226人)減で、内訳は、事業主都合(リストラ)が同9・3%(73人)減、自己都合が同14・1%(146人)減だった。

 また、今春に高校卒業予定の4737人のうち、求職者は同5・2%増の1216人。求人数1556人(同17・3%増)に対して、就職者は同13・1%増の821人に上った。就職者の内訳は、管内が同5・4%減の335人、道内が同7・4%減の150人と低迷しているのに対し、道外が同60・0%増の336人となった。

提供 - 函館新聞社



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