思い出胸に母校に別れ…朝日小閉校式

2007/3/5
 【江差】町立朝日小(青坂榮廣校長、児童18人)の閉校式が4日、同校体育館で行われた。3月末で閉校する北部3小学校の閉校式は同校を最後にすべて終わり、4月6日には新しい江差北小が開校して、新しい歴史を刻み始める。

 式典には、児童と教職員、同校ゆかりの住民ら約200人が参加。濱谷一治町長は「日明、水堀と3地区のきずなを深め新しい校風作りに励んで欲しい」と式辞を述べた。

 青坂校長は「朝日の子供であったことを誇りに思い、新しい友達と仲良く過ごして下さい」と呼び掛けた。西谷明彦PTA会長は「地域にとって学校は父であり母。同じ母校を持つ人の垣根を無くし仲間意識を持たせてくれた。学校あっての地域だった」と述べた。 

 児童会長の川口詩織さん(6年)は「わたしが入学した6年前は朝日中閉校の年。そして朝日小の閉校を迎えたことには運命を感じます。思い出はいつまでも私たちの胸に残り続けます。ありがとう朝日小学校」と、お別れの言葉を述べた。

 同校は農村地帯が広がる町内北部の朝日町にある小規模校。1879年に開校した小黒部学校がルーツ。1919年に朝日小と改称。82年に開校100周年を迎えた。47年に町立朝日中を併設したが、2002年に北部3中学校統合で閉校した。

 水堀小を母体とする新設校・江差北小では、4月6日に開校式と入学式を予定している。

提供:函館新聞社

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