函館 過去4番目の暖かさ…道南・冬期間気象状況

update 2007/3/3 13:35

 函館海洋気象台は2日までに、函館、江差の冬期間(昨年12―2月)と、道南各地の2月の気象状況をまとめた。この冬は全国的に暖かく、道南でも58年振りの暖冬になった。江差では3カ月間の平均気温は1・8度で、1949年と同じ戦後最も暖かかった。函館市美原は同0・2度で、過去4番目の高さだった。また、江差では、2月1カ月の平均気温が平年より2・6度高い1・8度となり、過去最高となった。

 今冬の日本の平均気温は平年より1・52度高く、1949年と並び最も暖かい冬となった。気象庁は、暖冬の原因について、地球温暖化の影響のほか、寒気が南下しにくい大気の流れが続いたことと、エルニーニョ現象の影響で、冬型の気圧配置が現れにくかったことが重なり、記録的な高温と少雪になったとしている。

 道内でも、22ある観測地点で平均気温が平年より高かった。最も差が大きかったのは函館市美原で2・1度高かった。

 降雪量は、函館で157センチ。平年309センチの半分だった。江差は84センチにとどまり、平年298センチの3分の1以下。

 道南で、2月1カ月の平均気温が過去最高となったのは、江差のほか、せたな町の0・5度(平年との差2・3度)。このほか、ほとんどの地点で平年より2度以上高くなった。

 雪は各地で少なく、八雲町熊石では過去最少の42センチだった。函館市美原は30センチで、過去10番目の少なさ。

 札幌管区気象台が2日発表した、3月の1カ月予報によると、高温傾向はまだ続く見込み。

 前半は、気温は高いものの、発達した低気圧の影響で全道的に雨や雪となり、大荒れとなる恐れがあるとしている。天気は数日の周期で変わり、気温は中ごろにやや下がり、後半はほぼ平年並みになるとしている。

提供 - 函館新聞社



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