インフルエンザ流行本格化

update 2007/2/28 16:59

 函館市内でインフルエンザの流行が本格化し始めた。2月中旬から罹患(りかん)者数が急増し、小中学校では相次いで学級閉鎖に入っている。市立函館保健所は27日、手洗いやうがいの励行など予防策の徹底を呼掛ける「注意報」の継続を発表した。昨年より1カ月ほど遅いペースで流行の兆しを見せているが、これからピークを迎える可能性もあり、体調管理に注意が必要だ。

 インフルエンザの患者数は市内の11医療機関(内科4カ所、小児科7カ所)から1週間ごとに同保健所に報告される。今季は昨年12月がゼロ、初めて報告されたのが1月15―21日(第3週)で4人(1医療機関当たり0・36人)。

 2月12―18日(第7週)に114人(同10・36人)となり、注意報発令基準(同10人)を超えた。19―25日(第8週)には278人(同25・27人)と倍増し、注意報継続となった。小児科からの報告が多く、子どもを中心に患者が増えているという。

 1医療機関当たり30人を超えると、より流行拡大への警戒を強める「警報」が発令される。 学校関係では1月31日に今季初の学級閉鎖が報告され、2月中旬から急増。27日に千代田小、柏野小、北昭和小、東山小、湯川中の計7学級が1―3日間閉鎖、石崎小の2学級が閉鎖期間を2日間延長すると発表。今季の閉鎖は市立小中22校、67学級に上る。

 同保健所によると、例年、冬休み明けや、人の往来が活発になるさっぽろ雪まつりの時期に流行する傾向にあるという。インフルエンザは、せきやくしゃみで放出されたウイルスを、気管などで吸入することで感染する。「人を介して広まるので、人ごみを避けることも予防策。睡眠不足で体力が低下しやすい受験生は特に注意してほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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