ガソリン値下がり…2月石油製品価格調査

2007/2/7
 函館消費者協会(米田イツ会長)は6日までに、函館、北斗両市内のガソリンスタンド25店を対象に実施した、2月の石油製品価格調査結果を発表した。ホームタンク用の灯油(1リットル当たり)の平均価格は、前月比2・82円安の74・14円。レギュラーガソリン(同)は同2・73円安の129・27円と、2005年7月以来の120円台になり、ともに値下がり傾向が続いている。

 灯油の高値、安値は前月から横ばいで推移。レギュラーガソリンの高値は同4・60円安の134・40円、安値が同3円安の123円。平均価格は、ともに4カ月連続の値下げとなった。

 前年同月との比較では、灯油の平均価格は4・74円安、ガソリンは2・73円安。前年は中東情勢の緊迫化などに加え、日本国内では大雪による需要の高まりから、高水準が続いていたとはいえ、前年同月を下回るのは灯油、ガソリンともに04年4月以来となる。

 道南の石油小売業社でつくる函館地方石油業協同組合(遠藤紘司理事長)は「昨年ピークだった原油価格が、値下がりのカーブを描き、さらにその傾向を強めたため」と説明。一方で、「暖冬で節約への意識も高まっているようだ」とし、小売店の売り上げ低迷を懸念する声もある。

 米田会長は「昨年3月ごろから続いていた高値からようやく脱した感がある。しかし、大幅な値動きがいつ起こるのか分からないので、注視していきたい」と話している。

提供:函館新聞社

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