応募者数1002人…函館歴史文化観光検定

2007/2/7
 函館商工会議所は6日までに、3月11日に実施する「第1回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)」の応募状況をまとめた。応募者数は1002人に上り、同会議所が見込んでいた500人の2倍以上に当たる盛況ぶりで、歴史ある函館に対する人気と関心の高さを証明する格好となった。

 申し込みを開始した当初の昨年12月中旬からは、一日当たり20人前後で推移した。1月21、24両日に受験予定者らを対象にした講習会「函館学講座」の参加者を呼び掛けたところ、定員各80人に応募者が殺到。定員を拡大したことで、結果的に307人が受講。その後、締め切りの1月末日まで、一日平均で窓口が40―50人、郵便振り込みが70人にまで達した。

 申し込み方法の内訳は、同会議所窓口が494人、郵便振り込みが508人とほぼ同数だった。札幌や京都など全国各地で行われている「ご当地検定」にならい、同会議所主催の検定としては初めて、郵便振り込みでの受験申し込みに応じたことで、遠方からの受験希望者も参加しやすくなったとみられる。

 受験予定者の所在地や年齢層、職業などの傾向分析は、受験票を発送する23日までには完了する見込み。同会議所によると、各地の検定では7―8割が男性で、シニア層に偏る傾向にあるが、観光産業が主要な地域柄にあってか、女性や中高年層の割合が高まりそうだ。

 親子で受験すると思われる小学生や、就職活動に役立てようとする高校生のほか、神戸や大阪、京都などからの申し込みもあるという。

 同会議所は「人口に対する比率からいっても、予想以上の反響。地域としての魅力が思ったよりも高く、驚いている」と話している。

 なお、今回の検定は初級のみで、3月11日の試験を経て、同30日に成績表が発送される。

提供:函館新聞社

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