12年ぶり1万隻割る…06年函館税関

2007/2/2
 函館税関は1日、2006年の管内(道内と青森、岩手、秋田の東北3県)における外国貿易船と外国往来機の入港状況を発表した。船舶は前年比11・2%減の9114隻と12年ぶりに1万隻の大台を割り込み、航空機は同2・8%増の4644機。なお、函館港は同1・7%増の180隻、函館空港は同4・0%減の718機だった。

 外国貿易船の入港隻数を地域別で見ると、道内では函館港が前年を上回っているほかは、稚内港が同23・8%減の1874隻、小樽港が同2・7%減の1119隻、苫小牧港が同5・6%減の1046隻など、軒並み前年割れ。道内全体では、同13・7%減の7381隻と大きく数字を下げた。

 逆に東北では、八戸港が同7・4%減の500隻、青森港が同8・7%減の84隻だったものの、秋田港が同3・0%増の593隻、宮古港(岩手県)が同26・5%増の129隻などと好調で、全体では同0・5%増の1604隻。道内の低迷分をカバーするまでには至らず、管内は3年連続の前年割れとなった。

 また、管内各空港における外国往来機の入港状況は、定期便が同35・6%増の2500機と3年連続のプラス。チャーター便は同19・9%減の1453機にとどまった。地域別では、道内が同3・4%増の4136機、東北が同1・7%減の508機だった。

 このうち函館空港の定期便は、昨年6月に大韓航空が就航したことから、同86・8%増の198機と大幅な伸び。チャーター便は、04、05年に台湾などからの入り込みが急増した反動から、同19・0%減の489機に落ち込んだ。

提供:函館新聞社

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