2007/2/2
1日午前3時ごろ、函館市豊川町21の住宅兼事務所でガス漏れ警報機が作動したと、同住宅の警備会社から消防、警察などに通報があった。北海道ガス函館支店が現場付近で掘削検査を行った結果、埋設されたガス管のつなぎ目から微量のガスが漏れているのを発見、補修した。漏れたのは少量で、体の不調を訴えたり、避難したりした住民はいなかった。一時交通規制が行われたが、大きな混乱はなかった。
同社などによると、ガス漏れが見つかったガス管は、口径200ミリのタグタイル鋳鉄管(ちゅうてつかん)で、1972年に埋設された。警報機が作動した建物から約20メートルほど北側。ほぼ5メートル間隔でガス管同士のつなぎ目があり、漏れたのはこのつなぎ目からだった。
現場は国道279号沿いの市電魚市場通電停付近で、住宅や事務所、店舗などが立ち並ぶ。漏れたのは天然ガスで、一酸化炭素は含まれていない。同支店は約10人体制で午後3時までに補修を完了した。
周辺世帯へのガス供給は通常通り行われ、避難勧告なども出されなかった。函館西署、道警函館方面本部は念のため、約50人体制で、ガス漏れが確認された午前10時50分ごろから、午後1時半まで現場周辺で交通規制を実施した。
同支店は「会社で定めた処理要領に基づいて対応した。周辺住民への説明などは特に予定していない。北見市の事故のこともあり、警察、消防の協力を受け、速やかに作業ができた」と話している。
提供:函館新聞社
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