今季初 集団風邪で学級閉鎖

2007/2/1
 函館市教育委員会は31日、インフルエンザを含む集団風邪で市内の小学校1校が1日から2日間、学級閉鎖に入ると発表した。今季初めての措置。主に発熱やせき、腹痛などの症状を訴えており、インフルエンザ流行の兆しを受け、注意を呼掛けている。

 閉鎖するのは函館深掘小学校(和田裕校長、児童337人)の3年2組。31日現在、在籍児童28人のうち、7割に当たる20人が罹患(りかん)し、9人が欠席した。昨季は1月24日を最初に、3月14日まで断続的に学級・学年閉鎖が報告され、6月に学級閉鎖した学校もあった。

 市立函館保健所によると、例年12月中旬にはインフルエンザ患者の発生が報告されるが、今季は全国的にも遅れていて、市内でも少ないという。市内の内科4カ所、小児科7カ所からの定点報告で、今季は昨年12月がゼロ、1月の第3週(15―21日)に4人、第4週(同22―28日)で10人。1定点当たり平均10人を超えず、まだ注意報も発令していない。

 昨年は1月の第4週で134人となり、注意報が発令された。過去5年間では2002年が1月の第4週まで発生がゼロだった。

 ただ、学校で3学期が始まり、冬のイベントが相次ぐと、患者が増え出すという。本格的な流行は例年2月中旬で、同保健所は「発生が遅いからといって、流行しないとは限らず、これからが要注意。手洗い、うがいを念入りに行い、予防を徹底してほしい」と話している。

提供:函館新聞社

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