公立高校出願状況

2007/1/30
 道教委は29日、2007年度公立高校入試の出願状況を発表した。道南の全日制普通科で最も倍率が高かったのは七飯の1・8倍で、前年度より0・4ポイント上がった。函館東・北両校が統合し、4月に新設される市立函館は1・3倍。函館中部、函館西、函館稜北、戸井、南茅部の函館市内5校はいずれも倍率が上がった。職業科では函館工業の電子機械科が2・2倍と最も高かった。

 渡島管内では、全日制が募集定員2800人に対し、3346人が出願し、平均倍率は前年度と同じ1・2倍。定時制は、募集定員240人に対し109人が出願し、平均倍率は前年度と同じ0・5倍。桧山管内は全日制だけで、募集定員440人に対し366人が出願し、平均倍率は0・8倍だった(前年度比0・1ポイント増)。

 05年度から全日制普通科でも推薦入試を実施できるようになり、07年度から函館稜北、南茅部、市立函館が新たに導入。函館稜北では40人の枠に71人が、市立函館では64人の枠に107人が出願した。

 渡島管内の全日制普通科で最も倍率が高かった七飯高校の齋藤崇校長は、高倍率の理由について首をかしげなら「願書の受け取り希望も例年に比べて多く、高倍率は予想していたが、多くの人に入学を希望していただき大変うれしい」と話す。

 渡島管内全日制普通科ではこのほか、函館中部、函館西がともに1・5倍。職業科では、函館工業の電子機械科が2・2倍(前年度比0・9ポイント増)、同電気科が2・1倍(同1・1ポイント増)とそれぞれ大幅に上がり、昨年2倍を超えた函館商業の情報処理科は1・0倍(同1・0ポイント減)にとどまった。

 03年度以来、管内全校の定員割れが続いている桧山管内では江差、桧山北で出願数が定員を上回った。

提供:函館新聞社

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