2006年函館港貿易概況/道内の輸出入 過去最高

update 2007/1/30 10:10

 函館税関は29日、2006年の道内と函館港の貿易概況を発表した。道内の輸出は、自動車部品や鉱物性タール・粗製薬品などが好調で、前年比17・5%増の3096億1800万円、輸入は原・粗油や石油製品などが大きく伸び、同29・7%増の1兆2513億6100万円と初めて1兆円台に乗せ、ともに過去最高を記録。また、函館港の輸出は同11・1%増の144億5300万円、輸入は同17・4%減の152億3200万円だった。

 道内の輸出を品目別で見ると、米国向けトランスミッションなどの自動車部品が同58%増の285億6700万円、ペットボトル用の粗キシレンなどの鉱物性タール・粗製薬品が同50・8%増の282億7300万円と大きな伸び。加熱用・冷却用などの一般機械が同5%増の466億8400万円、韓国やインドネシア向けの鉄鋼が同10・8%増の456億1700万円と、堅調に推移している。

 一方の輸入は、原油価格高騰の影響で、中東からの原・粗油が同60・1%増の6585億2200万円、灯油などの石油製品が前年の2倍以上に相当する411億7000万円。総額では、4年連続で過去最高を更新した。

 また、函館港では、輸出が3年連続のプラス。中国向けの冷凍サケ、タラといった魚介類・同調製品が前年の2・2倍に当たる11億6400万円、パナマや香港向けの船舶が同5・6%増の116億3100万円などと好調だった。

 しかし、輸入は、石炭が同14%減の33億1700万円、魚介類・同調製品が同13・6%減の79億5200万円と不調。総額で、3年ぶりにマイナスに転じた。

 なお、昨年12月の道内の貿易概況は、輸出が自動車部品や電気機器などが増加したことで、前年同月比7・3%増の271億1100万円、輸入が原・粗油や木材などが好調で、同6・6%増の1107億2000万円を記録。

 函館港の輸出は、同3・1%増の2億2000万円と3カ月連続のプラス。輸入は、ロシアからの石炭や中国、ロシアなどからの魚介類・同調製品が減少するなど、全体では同35・5%減の8億9400万円と2カ月連続でマイナスとなった。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです