公明党青函フォーラム、新幹線時代見据え連携

update 2007/1/29 14:48

 魅力ある青函地域の経済・文化圏の振興を目指す「公明党青函フォーラム」が28日、函館国際ホテル(函館市大手町5)で開かれた。「青函連携による縄文と観光」をテーマに一般市民や関係者ら約800人が出席し、北海道新幹線開業に向けた地域づくりや青函連携について意識を高めた。

 青函両地域の新幹線時代を見据え、昨年11月に発足した公明党青函議員連盟(渡辺孝男会長)の主催。同月には青森市で1回目のフォーラムが開催されており、今回で2回目。

 来賓を代表して高橋はるみ道知事が「昨年は安倍新政権になるなど未来へ向け新しいスタートを切った年だった。青函圏は自然や食、遺跡などに優れ、魅力的な地域。これまで以上に交流を深め、新幹線の開業に向けて連携を図って準備を進めていきたい」とあいさつした。

 井上博司函館市長や佐々木誠造青森市長ら5人がパネリストを務め、パネルディスカッションを実施。三内丸山遺跡や大船遺跡の特徴を取りあげ、縄文遺跡群を次世代に伝えていく重要性を訴えた。

 佐々木青森市長は「発掘された出土品を解明し、波及効果につなげられれば」と述べ、井上函館市長は「青函ともにソウル便が就航しており、新幹線などで観光客が両地域を行き交うような連携をさらに進めたい」と今後の展望を語った。

 基調講演では、北海道開拓記念館学芸部学芸第一課長の右代啓視氏が講話。縄文文化遺産の価値を見直し、地域間交流や情報発信などを行う「北の縄文文化回廊づくり事業」の活動や土器の特徴を解説した。

 発掘された土偶や装飾品をスライドで紹介し、彫り刻む文様や土偶の表情などから独自の考えを紹介。「地域の理解と協力のほか、魅力ある企画事業と周辺施設とのネットワークなどが大切」とまとめた。

提供 - 函館新聞社



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