旧五稜郭タワー解体進む

update 2006/4/24 10:02

 函館市の五稜郭タワー(中野豊社長)では、40年余りにわたる役目を終えた旧タワーの解体工事が進められている。解体後は、屋内イベント広場などを備える施設へと生まれ変わり、11月に完工する予定。

 新タワーが開業した直後から、内部の備品などを撤収し、現在は1、2階の低層部を解体中。4月中にはその作業を終了し、大型連休明けからは塔体の内外部に足場が組まれる。敷地内に360トンクレーンが持ち込まれ、展望台部分の解体に入る。

 同部分は、展望台の屋根と床、エレベーター機械室の上下の4ブロックに分割。1ブロックごとにクレーンで地上へと降ろされ、5月末までに解体する。その後、地上22―45メートルまでは、ワイヤーソーと呼ばれる機械で、高さ約2メートル間隔で12分割に輪切りにしていく。

 地上22メートル以下の塔体部は重機で圧砕され、7月中旬には、旧タワーは姿を消す。跡地の整地などが済み次第、くい打ちなどの基礎工事を8月中旬までに終え、11月下旬には2期工事を完了する。

 1964年12月の開業から40年余りにわたり、2223万7851人が利用してきた旧タワー。バトンタッチを果たした新タワーと肩を並べている姿を見られるのも、残りわずかとなってきた。

提供 - 函館新聞社



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