ササラ電車 準備ＯＫ

update 2005/11/18 10:04

　本格的な雪のシーズンを前に、函館市交通局は１７日、車体前後に付いた竹のブラシで除雪する「ササラ電車」の試運転を行った。

　同局が所有する２両は明治時代に製造され、１９３７年（昭和１２年）に除雪車両に改造された。細かく割った竹をまとめたササラを計９００束、ブラシ状に設置。走行時に回転させ、軌道周辺に積もった雪を払う。

　近年は、レール上も走行可能なトラック（軌陸車）による作業が増え、出番は減っているが、昨年度も７回出動しており、“冬の風物詩”はまだまだ健在―。

　この日は、職員がハンマーでボルトの緩みをチェックし、モーターの回転具合を確認。その後、２両連なり駒場車庫を出発、五稜郭公園前までの往復約５・０キロを走行した。

提供 - 函館新聞社

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