木下順一さん死去

update 2005/10/28 12:55

 作家で元タウン誌「街」編集長の木下順一(きのした・じゅんいち)さんが27日午前2時半、前立腺(せん)がんのため死去した。76歳。自宅は函館市湯川町1。

 木下さんは1929(昭和4)年、函館市に生まれた。54年に当時の文部省図書館職員養成所を卒業。62年に月刊タウン誌「街」の前身「函館百点」を創刊。ことし2月号までの約43年間で通算510号まで発行した。また、文章の書き方を教える函館市内の「文学学校」の講師も務めた。

 主な著書に「湯潅師」「少年の日に」などがある。97年には函館市文化賞を受賞した。

 通夜は28日午後6時半、葬儀は29日正午から同市田家町18の11、ベルコ函館シティホールで。喪主は長女渡辺絵里子(わたなべ・えりこ)さん。

 函館文学学校校長、安東璋二さんの話 文学学校やタウン誌を通してたくさんの書き手を育て、地域文化に貢献してきた人。書くことに緩みがなく、学校を開設する前から函館の文学を語り合ってきた仲間で、さびしい思いを感じる。ご冥福(めいふく)をお祈ります。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです