函館開建、臼尻漁港に人工地盤設置

update 2005/6/14 10:10

 函館開発建設部が函館市臼尻町の臼尻漁港に人工地盤を新設、21日に供用を開始する。道南の人工地盤は、北海道南西沖地震復興策として設けられ、緊急避難所も兼ねる奥尻町青苗漁港に次ぎ2カ所目で、全道でも珍しいという。

 設置先は4メートル岸壁のそばにあり、柱の上にあらかじめ型枠に打ち込んで製造したコンクリート板を載せた造りで、2階建て。1階は2458平方メートルあり、漁業用資材置き場や漁具の仮置き、水揚げした魚介類の荷さばき場などに使用するという。2階の広さは1797平方メートルで、漁具保管施設に856平方メートル、駐車場に941平方メートル(36台分)を充てる予定だ。

 工事は2002年12月にスタートし、ことし2月にしゅん工した。整備は〈1〉漁港内の用地不足解消〈2〉冬季のスケトウダラ漁の網外しの作業場の確保〈3〉漁獲物の氷化や品質低下防止―などが狙い。函館開建函館港湾事務所は「屋根付きの施設ができたことで、漁師も作業しやすくなるだろう」と話している。総工費は約8億2000万円。

提供 - 函館新聞社



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