渡島、桧山管内でもガードレール金属片確認

update 2005/6/4 10:30

　全国各地でガードレールの継ぎ目に差し込まれた金属片が相次いで見つかる中、渡島・檜山管内でも３日、１０カ所計１１枚の金属片が確認された。鋭利な三角形などで、大きいものは長さ４０�aもあった。けが人の報告はないが、各道路管理者は「発見できたのはすべてではない。ガードレール沿いを通行する時は十分注意して」と呼び掛けている。

　函館開発建設部や函館土木現業所、江差、上ノ国両町を除く道南市町はこの日、一斉に調査を実施。函館市が最も多く、市道５カ所、道道１カ所の計６カ所に上った。上磯町が国道、町道の２カ所、七飯町が町道１カ所、奥尻町が道道１カ所。

　１１枚はいずれも厚さ１―５ミリ程度の鉄板で、くさび型が多い。小さいものは約５センチで、ガードレールやパイプの接合部分などに差しこまれていた。さびがひどく、長い時間放置されたとみられる。

　車がこすった可能性はあるが、意図的に破片をはさんだとの見方もあり、各道路管理者は道路巡回の強化などを検討している。（喜多真哉、上杉幸生、森健太郎）

　発見された道路は次の通り。（かっこ内は住所）

　◇函館市▽道道　函館上磯線（湯川町２）▽市道　神山１丁目線（神山３）神山１号線（神山町２７１）放射線４―１号線（堀川町１）同（柏木町３５）本通中央線（本通２）

　◇上磯町▽国道　２２８号（矢不来）▽町道　町中央１号線（中央１）

　◇七飯町▽町道　上藤城８号（桜町７２６）

　◇奥尻町▽道道　奥尻島線（赤石）

提供 - 函館新聞社

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