子供中心に発熱伴う感染症が猛威

update 2005/6/4 10:29

 子供を中心に高熱を出す感染症「A群溶血性レンサ球菌咽頭(いんとう)炎」が、渡島保健所管内(函館市や八雲、長万部両町を除く渡島管内)で、猛威をふるっている。3月21日の警戒発令から2カ月以上たつが、患者が減らず、解除できないまま。異例の事態に、同保健所は注意を呼び掛けている。

 調査対象の3医療機関の発生状況は、3月21―27日に16人となってから高止まりし、5月16―22日には46人に達した。同23―29日には34人に減少したが、依然高い水準。警戒発令が1カ月以上続くのは、1999年の動向調査開始以来、初めてだという。

 同咽頭炎は、突然の発熱と全身のだるさ、嘔吐(おうと)などが特徴。舌がイチゴのように腫れることもある。飛沫(ひまつ)感染し、2―4日の潜伏期間を経て、発病する。抗菌薬投与で治療できるが、悪化すると肺炎や髄膜炎などの合併症も引き起こす。

 また、水泳を通して感染するケースが多い咽頭結膜熱(プール熱)も多発している。

 同保健所は、予防策として手洗いやうがいの徹底を促している。

提供 - 函館新聞社



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