「道産米消費率向上を」…食率向上戦略会議

update 2005/6/1 10:11

 【厚沢部】道南圏での北海道米の消費拡大に向けた取り組みを話し合う「道南地区北海道米食率向上戦略会議」の設立総会が31日、厚沢部町山村開発センターで開かれた。総会には、渡島・桧山両管内から、農協や市町の担当者ら約50人が参加。塚田善也・桧山支庁農業振興部長は「米の需要減少が続く中で北海道米の道内消費率の向上が必要」とあいさつ。関係機関の幅広い連携を呼び掛けた。

 座長に選ばれた、青山一彦・ホクレン函館支所米穀課長は「道内有数の米産地である道南だが、他地域に比べ北海道米消費率が低い。道南産の『ふっくりんこ』の消費拡大に向けて、組織を活用したい」と呼び掛けた。

 同会議は▽道南産の新品種「ふっくりんこ」の安定生産と消費拡大▽2010年までに、道南の北海道米の消費率を80%まで引き上げる―を目標とした「行動計画」を策定。市町ごとに公的施設や飲食店での、北海道米の使用状況の実態調査を行うほか、米穀店での取り扱い状況も調べる。

 調査結果に基づき、北海道米の使用率が低い施設や、取り扱いが少ない米穀店を対象に、サンプル米提供などのPR活動を進める。大消費地の函館市では、飲食店や宿泊施設などを対象に、消費拡大に向けたPRキャラバンを展開する。市町の広報紙を活用したPRや観光行事に合わせたイベントも開き「ふっくりんこ」を積極的にPRする方針だ。

提供 - 函館新聞社



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