フェンスの向こうは…
鉄骨がかなり組みあがってきている現場、フェンスの向こうには大小さまざまなたくさんの資材が出番を待っています。 さて今日は、大鳥圭介の右腕のこの人。
祖父の跡を継ぎ将軍家警護の任にあたる新御番の役職についた本多幸七郎は、長州征伐時には将軍家茂に伴なって上洛し御所の警備を務める。慶応4年に歩兵頭並に任ぜられ、仙台藩の降伏を期に歩兵隊の脱走に加わることに。 蝦夷上陸後、人見勝太郎らと共に嘆願書を携え一路箱館府を目指す。五稜郭に本拠地を構えた旧幕府軍だが、新政府軍の攻撃を予想して、防御をかためるため四稜郭を作ると、本多幸七郎率いる幕府伝習歩兵隊がここを足場として戦うものの、もろくも占拠され五稜郭に退く。 降伏後、東北で謹慎処分となったらしい本多のその後の消息は不明である。
函館今昔 まめ知識 バンクナンバー
このウィンドウを閉じる