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あの足場はどこに… |
そういえば去年の暮れに、写真でいえば手前左側にフェンスから少しだけ姿をのぞかせた足場ができていたんだけど、気が付けばなくなっていますねー。あれはいったいなんのためのものだったのかな? アイヌ民族の風俗を描いた明治時代の風俗画家、文政5年(1822)岩手県生まれの平澤屏山(びょうざん)は、1844年函館に移り住み、絵馬を描いていたところ、函館の商家杉浦家の杉浦嘉七と出会う。杉浦の後援を受け、請負場所である十勝や幌泉に滞在しアイヌ民族と生活を共にしながら彼らの姿を描いた。民族学的にも忠実な描写で貴重な作品を残す。「アイヌ風俗十二ヵ月屏風」はアイヌの生活の季節にそった12場面を月次絵にまとめたもので、屏山の最晩年に描かれた代表作である。 |