このベールが外れると…

着々と工事は進行しているようですよ。9月完成予定ということはあと3ヶ月。このベール(ネット)が外れると、新しい十字街が誕生するんですね〜。
楽しみなような寂しいような、そんな気分です。

さて今日は、桑名主戦派の責を負って自刃したこの人。

桑名藩士小河内殷秋の長男として生まれた森常吉は、実父の兄・森陳功の養子となる。初めは句読師となって森家を継ぎ、後に横目、大目付を経て、元治元年(1864)公用人に就任、藩主側近となる。
藩主公用人の筆頭として活躍するも、鳥羽・伏見の戦いで桑名兵が敗退すると、江戸に入り他の藩士50名と共に彰義隊に加わり、上野戦争に参戦。その後仙台に赴き土方らに出会い、新撰組に参加する。蝦夷・箱館へ渡り、箱館戦争で奮戦するが、新政府軍の猛攻で降伏・敗戦すると東京に送られる。
新政府が桑名藩の抗戦責任の首謀者の提出を命じると、常吉は自ら進んで申し出、桑名主戦派の責を負って切腹する。
享年44歳。

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