初夏の陽気で…

今日は20度を越し、一瞬夏を思わせる快晴の1日。
道を歩くと汗ばむ陽気、現場もこれだけ日にあたってたら暑いんだろうな〜。

さて今日は、榎本艦隊に同行したフランス軍砲兵少尉。

ジュール・ブリュネ。フランス生まれ、砲兵を得意とする優秀な軍人。
1866年徳川幕府の要請で、フランス政府は軍事使節団を派遣。派遣団の中にこの砲兵中尉であったブリュネが砲兵科教官として含まれていた。横浜に到着した使節団一行は、数週間後には各自の担当部署において軍事伝習を開始、しかし1年も経たぬうちに鳥羽伏見の戦いが勃発、彼らはフランス本国の命令により中立の立場に。しばらくして新政府から使節団の国外退去の旨を伝える書簡が届くが、ブリュネは従わず2人のフランス人士官と共に江戸を脱走する榎本艦隊に同行。政権奪回を目指し戦いに参加するも、彼の望みも虚しく、政権奪回はならず。五稜郭が落ちる寸前にフランス軍艦コエトロゴン号に乗船し横浜を経由して本国へ帰国する。
本国に戻ると現役軍人に復帰、陸軍大臣副官、大佐、少将と昇進、第2等レジョン・ド・ヌ−ル勲章を受ける。
引退の4年後の1911年に永眠。

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