透けて見える?

今日は久々に1日中イイお天気。
ちょうど後ろから西日が差し込み始めた時間帯。ネットが透けて、鉄骨鉄筋が規則正しく交差している(見えるかな〜?)。

さて今日は「色白巨眼で一見女子の如く…」といわれたが実際は…、なこの人。

仙台東照宮宮司、星道栄の子として生まれた星恂太郎。「身幹短小、白面巨眼一見女子の如きも、怒る時は満面朱の如く熱汗額に湧き眼光爛々たりき、性豪爽、縄墨に拘はらず、酔へば則ち詩を吟ず、音吐晴朗、聞くもの感嘆せり」と言われ、自ら「忠犬」というほど潔癖さと血気盛んな性質。そのせいで家業は継げぬと判断され藩の台所人小島家に養子に出されるが、性に合わず生家に戻り武芸に精を出す。
始め過激派に参加するも、その後脱藩し江戸で洋式兵学を学ぶ。横浜ではアメリカ人貿易商に勤め、語学や諸外国の知識を得た。
仙台に戻ると、30歳未満の藩士の次男・三男で構成される洋式銃隊の額兵隊の隊長に抜擢。しかし、出兵命令を拒否し、調練と弾薬の製造に励んでいるうちに仙台藩は西軍に降伏。星は額兵隊を引き連れ藩を脱し、そのとき松島湾に投錨していた榎本ら脱走軍に合流。蝦夷へ向かう。
額兵隊は木古内、矢不来を守備するも、4月29日の戦いで陸海からの攻撃にあい撤退。その後も箱館市街戦などに参戦、五稜郭降伏の5月18日まで戦い続けた。
放免後は北海道開拓使に出仕。岩内で製塩業に従事するが失敗に終わり、辞職。仙台で病没。

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