お目にかかれるのは…

とうとう秘密のベールに包まれてしまいましたね。
次にお目にかかる時は、さぞかし立派になっていることでしょう。
ワクワク。

さて今日は、義を重んじる新撰組随一の巨漢。

新撰組第1次隊士募集で入隊した島田魁は、身長180cm以上・体重150kgの巨漢の持ち主。
美濃大垣藩近藤伊右衛門の子として生まれ、川島嘉左右衛門らの養子となったが、後に大垣藩島田歳に望まれ養子となり島田家を継ぐ。文久3年に脱藩、新選組に入隊する。探索方として池田屋事件に加担。討入りにも参加し褒賞金十七両を受けている。
鳥羽伏見で敗戦後、次々と古参隊士が抜ける中、島田は最後まで新撰組隊士として残った。新撰組崩壊後は土方らと箱館に向かう。
箱館では頭取をつとめ、弁天台で降伏を迎える。戦中、土方の戦死を知ると土方の戒名の書を晒しに巻いて大切にしていたという、最後まで土方に従った義の人。
降伏後預かりの身となるが、釈放されると思いで深い新撰組の屯所が置かれていた西本願寺の守衛を勤める。
池田屋事件に加わり、甲州勝沼の戦い、会津戦争、箱館戦争の戦いからの唯一の生還者である島田は、生き証人として数多くの書物を残している。

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