道南企業の自社HP開設率3割未満

2005/5/30
 渡島、桧山管内の企業で、自社のホームページ(HP)を開設している企業が3割に満たないことが、北海道中小企業総合支援センター(札幌)の調査で分かった。全道平均の34%を下回る結果。道内全体を含め、パソコンを利用した企業活動は遅れぎみの傾向にあるようだ。

 調査はインターネットの利用実態を把握しようと毎年、アンケート形式で行っている。今回は昨年12月、道内中小企業3600社を対象に実施。うち990社(27・5%)から回答を得た。

 調査の一部は、道南のほか道央、道北、オホーツク、十勝、釧路・根室の6圏域で分析。地域ごとの傾向も把握できる。

 HPを「開設している」と答えた企業は、道南で23・9%。道北(22・3%)に次ぐ低い数字だった。最も多かったのは、札幌を含む道央の40・4%。十勝(33・8%)、オホーツク(29・4%)と続いた。

 道南で「(HPを)開設を予定している」と答えた企業は、15・2%。既に開設している企業と合計しても39・1%と、全道合計の48・4%にも及ばなかった。

 道南の企業が開設しない理由(複数回答)としては「業務上必要ない」と答えた企業が最も多く65・4%。「メリットが分からない」が26・9%、「社内に詳しい人がいない」が23・1%と続いた。

提供:函館新聞社

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