駅前電停を和光デパート寄りに移設へ

update 2004/7/30 10:12

 函館開発建設部は8月2日から、JR函館駅前の若松交差点の改良工事に本格的に着手する。9月上旬からは同交差点の「函館駅前」電停を現在の場所から19メートル、和光デパート寄りに移設する工事を始める。新電停は、高齢者や身体障害者が路面電車を円滑に利用できる造りにするという。施工期間中は仮電停を設けるため、市電の運行は現行通り。

 電停の移設工事は、市が進める函館駅前土地区画整理事業に伴い実施。施工期間は9月上旬から11月上旬までの予定で、総工費は約4000万円。また、電停移設の間、仮電停を現在の場所から50メートル、十字街寄りに設ける。

 新電停は▽車いす利用者や高齢者の通行に配慮した傾斜路▽乗降場と傾斜路に視覚障害者誘導用(点字)ブロック▽乗降場の車道側に雨水などの浸入を防ぐ上屋―を設置する。また、乗客の安全確保のため、乗降場の幅(有効幅員)を現在の1メートルから1・5メートルに広げる。

 駅前の交通の円滑化を図るため、市は同区画整理事業を進めている。その一環として、昭和初期から続く現在の変則交差点を一般的な十字路交差に改める。同交差点は、国道5号、278号、279号と市道若松6号の4路線が交わり、国道278号、279号には市電が走る。運転に戸惑うドライバーが絶えず、「以前から『複雑な交差点だ』という指摘があった」(市函館駅前周辺整備事務局)という。

 函館開建によると、同交差点では一日当たり約2万3000台の車が行き交う。輪禍も多く、函館西署のまとめでは、同交差点で昨年11件の人身事故が発生しており、同署管内の交差点では最も多かった。

提供 - 函館新聞社



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