下坂さん女流アマ囲碁で日本一/これからもいい碁を/「決勝では気持ちよく」

update 2004/3/28 17:17

 函館白百合学園1年の下坂美織さん(16)=帯広市出身、六段=が、東京で開かれた第46回全日本女流アマ囲碁選手権大会(日本棋院主催)で優勝し、女流アマ日本一の栄冠を勝ち取った。下坂さんは「優勝できてびっくりした。これからもいい碁を打ちたい」と喜んでいる。

 大会には全国から128人が出場。予選を含めてトーナメント方式で行われた。一昨年の同大会で8位に入賞したことがある下坂さんにとって初めて臨む準決勝では、「気合が空回りして」大苦戦したという。ここで気を取り直し、続く決勝では「気持ちよく打つことができた」と振り返る。

 下坂さんは帯広啓西小、帯広五中を卒業し、昨年4月に函館白百合学園に進学。囲碁を始めたのは小学2年の時に父の俊朗さん(帯広市役所勤務)に教えてもらったのがきっかけ。現在は函館で寮生活を続けながら、碁会所などに通い練習を重ねている。

 中学校まで囲碁を教えた、帯広囲碁学園(帯広市内)を主宰する平岡利博さんは「報告を受けて驚いた。中学生の時には私よりも強かったのを思い出します。非常にうれしいですね」と話し、母親の広美さんは「気に入ったことに対しては集中力を発揮する子。寮生活を通じて精神的に成長したように思い、力強く感じています」とうれしそう。美織さんは「今後は女流の大会だけでなく、いろんな大会でいい成績を残したい」と、さらなる飛躍を誓っていた。

提供 - 函館新聞社



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