渡島東部5市町村法定協議会が初会合

update 2003/10/1 10:17

 函館市、戸井町、恵山町、椴法華村、南茅部町が設置した法定合併協議会の初会合が、30日午後1時半からホテル函館ロイヤルで開かれた。会長の井上博司函館市長、副会長の4町村首長のほか、5市町村の助役、議員らが委員として出席し、規約や法定協議会の協議事項などを確認。協議会を来年3月までに計6回開催し、来年12月1日の合併を目指した具体的な論議のスケジュールを示した。会合終了後には5市町村の首長が会見。井上会長は合併する前提のもとで、住民からの意見聴取に努める方針を明らかにした。

 冒頭で井上会長が「市町村を取り巻く環境が厳しい中、合併の検討は将来の発展を考えた時に避けて通れない課題。住民福祉向上と地域の振興・発展を念頭に論議を進め、住民に納得してもらえる内容にしたい」とあいさつ。協議会規約など報告5件を了承、運営規程、協議項目など議案5件を原案通り可決した。

 10月28日の第2回会合から、条例や規則、特別職の身分の取り扱いなど35の協議項目の検討に入り、第6回(来年2月)までに検討作業を終える。加えて財政シミュレーションの提示、基本計画素案の提案も第2回の場で行う。

 また、住民向けには10―11月にかけて5市町村建設計画のダイジェスト版を5市町村全戸に配布。11月には1万世帯を対象にしたアンケート調査を行い、意見聴取に努める。

 井上会長は会合終了後の会見で、住民意見の聴取について「5市町村は合併するという前提で動いている」と前置きした上で、「これまで聞いた中で住民からの反対意見は少ない。(反対意見は)それはそれとして受け止め、合併に進む前提の中で意見を聴きたい」と述べた。

 また、10月から11月にかけて市内で8回開く住民説明会については「市町会連合会の設定する4ブロックごとに2回ずつ行いたい」とし、本年度2回の開催を予定している移動市長室でも直接、住民に合併問題を説明する意向を示した。

提供 - 函館新聞社



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