歴史に触れ、次の未来へ 振興局が北海道150年イベント

update 2018/9/23 06:26


 渡島総合振興局主催の北海道150年記念イベント「歴史をつむぐ、未来へつなぐ」が22日、金森ホール(函館市末広町14)で開かれた。松前神楽の公演や2010年にノーベル化学賞を受賞した北大ユニバーシティプロフェッサー・名誉教授の鈴木章さんによる講演が行われ、約130人が節目を祝った。

 地域住民や次世代を担う子どもたちがこれまで継承されてきた歴史や文化に触れ、次の50年に向かって歩み始めることなどを目的に開いた。

 ステージイベントでは、松前神楽函館連合保存会による重要無形民俗文化財の松前神楽「鈴上舞」や「獅子舞」などを披露。鈴木名誉教授は「子どもたちへのメッセージ」と題し、これまでの経験などを伝えた。

 鈴木名誉教授は「若い人には他国に行って勉強をする機会を作ってほしい。勉強だけではなく、外国人と接することができる」とエールを送り「今でも米国に留学できたことは良かったと思っている」と語った。また、1965年に札幌市に戻り、有機ホウ素化合物を使った新しい有機化合物の合成法の研究を始め「鈴木クロスカップリング反応」を発表したことに触れ「日本は資源が少ない貧しい国。我々が頭を使っていろいろな新しい方法を考えて化学の進歩に貢献していかなければならない」と述べた。

 このほか、50年後の北海道に向けたメッセージを書いたタイムカプセル封入式や、松浦武四郎パネル展などのフロアイベントも行われた。

提供 - 函館新聞社

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