夏の風物詩野外劇開幕 観客の目前で迫真演技

update 2018/7/14 07:10


 市民創作「函館野外劇」の第31回公演「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇の会」主催)が13日、特別史跡五稜郭跡の一の橋前広場で開幕した。目の前で繰り広げられる迫真の演技で、約250人の観客を函館の歴史の世界へと誘った。

 開演にあたり、中村由紀夫理事長は「野外劇は函館になくてはならないイベント。ご覧になるだけではなく、次は出演もしてもらいたい」とあいさつ。テーマ曲「星のまちHAKODATE」を手掛けた作家、新井満さんは、石川啄木の短歌を元に作曲した「ふるさとの山に向ひて」を函館バージョンで披露した。

 初日は当日参加の市民を含む出演者、スタッフ合わせて約290人が支えた。ペリー提督の登場シーンでは、堀を挟んだ郭内に黒船が登場し、各国の国旗によるフラッグダンスで函館開港を華やかに表現した。土方歳三らによる迫力の殺陣やスクリーンへの映像投影も活用。最後は出演者総出でテーマ曲を合唱し、観客とともにペンライトを振って物語を完成させた。

 初めて来場した函館青柳小3年の佐藤翠月さん(8)は「啄木が函館で死にたいといった話に感動しました。啄木役で出てみたい」と喜び、一緒に見た長尾美咲さん(8)は「最後の歌が楽しかった。戦いの場面も良かった」と笑顔だった。

 8月11日までの毎週金、土曜日の午後7時半開演(同3、4日を除く)。当日、市民の出演も可能。問い合わせは同会(0138・56・8601)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです