除雪追いつかず 古川町雪捨て場が満杯で閉鎖へ

update 2018/2/16 07:35


 函館市は、古川町資材置き場内広場(古川町325)の雪捨て場を25日午後5時で閉鎖する。大雪に伴う排雪で満杯になることが見込まれるため。代替地として、17日から慰霊堂青少年ホール前広場(大森町33)を開放する。まとまった降雪が続いている影響で市の除雪作業は追い付かず、雪で道幅が狭くなるのは当面避けられない見通しだ。

 古川町の雪捨て場は約1700平方メートルを確保していたが、市土木部維持課によると、15日の大雪で約7割のスペースが排雪で埋まったという。

 慰霊堂前広場の面積は約7000平方メートル。近隣の新川公園の雪捨て場を1月で閉鎖して以降、新たな排雪場所を求める市民の声が多かったことから、開設を決めた。午前9時から午後5時まで、2トントラックまで搬入できる。

 西旭岡第4児童公園(西旭岡町3)など他の3カ所は当面利用できる見通し。ただ、土木部維持課向かい広場(赤川1)は、搬入車両のスペースを確保するのが難しくなってきたため、19日午前9時以降は軽トラックまでの搬入に限定する。

 大雪の日が続き、除雪作業は困難を極めている。市と契約を結ぶ32社の除雪機約170台は、ほぼフル稼働の状態だが、同課は「除雪しては大雪の繰り返し。作業員の人手が足りず、幹線道路さえも順調に進んでいない」とし、排雪まで手が回らないのが現状だ。

 本庁管内の除雪費は、12日現在で約4億5000万円を執行。当初予算の3億7000万円は使い切り、予備費8000万円を充当している。同部管理課は「どの程度まで膨らむか予測はつかないが、予備費をさらに切り崩して対応したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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