神戸物産、森の大型SC建設中止に

update 2017/12/20 07:38


 【森】全国で「業務スーパー」を手掛ける神戸物産(本社・兵庫県)が町赤井川で計画していた大型ショッピングセンター(SC)の建設を中止することが、19日までに分かった。北海道新幹線開業を見据えて計画していたものの、開業効果が一服し、集客が見込めないとの判断に至った。

 同社は当初、2016年4月開業を目指し、道央自動車道大沼公園インターチェンジを降りた国道5号沿いに建設を計画。業務スーパーのほか、町特産品の直売コーナーなどが入る予定だった。総事業費は約30億円で、大沼公園など観光地があることから、特にアジア圏の訪日外国人客の需要を見込んでいたが、昨年春以降、開業を先延ばしにしていた。

 同社経営企画部IR・広報の担当者は、建設中止の理由について「新幹線の開業効果や訪日客の『爆買い』が落ち着き、投資分を回収できる可能性が低い上、周辺の経済状況を勘案した」と説明する。

 SCを建設する予定だった土地7ヘクタールと、大沼周辺の190ヘクタールの2カ所について、売却を視野に検討する。また、2017年10月期連結決算に土地や建物の減損損失11億1400万円を特別損失に計上した。

 一方、今夏にオープンを予定していた観光果樹園の計画は中止しないが、果実の生育が想定より遅れているため「開業は2〜3年後にずれ込む見通し」としている。

提供 - 函館新聞社

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